2024-02-18 揺れる 泳いでいる時間は解放的だ。考えることも放棄して、ただ底に映る水の光の揺らめきをみていた。 今の私はプールの底でじっと体育座りをしているような気分。うまく、大きく、息が吸えない。 どうしてこんなに気持ちが沈んでいくのかわからない。 誰も私を傷つけないで、と、身勝手な祈りに近い願いが、言葉にならずにするすると落ちていく。 自分を守ることに精一杯だから。いつだって傷つくのがこわいから。