救い

いつの間にか、つい、人との繋がりのあたたかさを忘れてしまう時がある。顔色を窺って、その空気に緊張して、ひとりでに疲れてしまう。私は全く登場しない気まずさの中でも、勝手に相手に期待をして、がっかりして、そして嫌になってしまうんだ。私の大切な人が楽しんでいるかが気になってしょうがない。そんなの考えたって、私には力がないから、心の中で思うだけ。もしくはどうしてそんな態度なの?と、相手のこれまた大切な人に対して疑問を唱えるだけ。

それでもこうして文字にしてみると、自分が何を思ってこのもやもやを生み出したのかが透明になる気がして、救われる。

あの頃の私に教えてあげたい。こうして気持ちを文字に表すこと。それだけで救われたのに。

どんどん湧き出てくるこの感情たちを、全て書き留めることは難しいけれど、考えることをやめないでいたい。